いわゆるコメント
- "梅フォント"(一部にグリフウィキのグリフ使用)というフォントを作成しています。
- 学研の漢字源を買ったので稀にそれを見てグリフ作成の参考にすることがあります。
- (ここに書くべきか分からないんで適宜消してください)こんにちは。そういっていただけると嬉しいです。全然関係ないですが、(花園フォントは)漢字だけなので敬遠されているのか、いわゆる「フリーフォント」系書籍に1回も載ったことがないことが最近のトホホです。かなフォントが採録されるのなら…という気もするのですが。(←kamichiさんのコメント)
- 「フリーフォント」系書籍はどちらかというとデザインの凝ったフォントを使いたいという需要から出来ていると思いますので、方向性がだいぶ違うと思います。
数年フォントを作ってきた身としては、他人(フォント制作会社含む)のものと比較してもしょうがないという気持ちです。
漢字に手を出すと途端にライフワーク化してしまうので周りのことをあまり気にせず一字一字地道に作っていくしかないと思います。--horaiwataru(用戶:horaiwararu)
kzhrさん(用戶:kzhr)の「こわざのごときものども。」に対する補足(独学なのでいいかげんです)
文字の大きさに関して
文字の大きさを考える上で往々にして相反するいくつかの要素があります。
- 「わくいっぱいに使うべし」≒「じゅうぶんにおおきくせよ」
- 字面率
- 「ふところ」のバランス
「字面率」というのはおそらく、キャンパス(?)上のある部分を切り取った際のキャンパスの面積に対する線の部分の割合で、
「ふところ」とは画と画が作る内側の空間("品"でいうとふところが3つある)のことらしいですが、それのバランスというと、空間が持つ存在感を考慮せよということだと私は考えます。
口(くち)u53e3という字をみると、枠いっぱいでないことが分かると思います。枠いっぱいに近いのは国構えu56d7-05の方です。
枠いっぱいに使えと言っているじゃないか、というツッコミがあると思いますが、
そうした場合、真ん中の部分に線の部分(黒い部分)が無くなってしまい、字面率のバランスが悪くなってしまいます。(端っこは字面率が高い、中心部は低い)
じゃあ”口”の内側と外側の白い部分の面積が等しくなるようにすればいいじゃないかと思いますが、そこまで単純ではありません。結局は”口”が持つふところをどのように感じるかによって決めることになります。”口”とか”田”の大きさがいろいろなフォントによって差が出るのは作者によってふところの大きさの感じ方に差があるからです。
”こざとへん”や”おおざと”はふところを意識して配置した方がいい部品です。
字面率だけをみて横方向につぶしすぎないようにしたほうがよいことが多いです。
また、”さんずい”は外側にふところがあります。(←問題発言)
要するにつぶしすぎないようにということです。
バランスについて
「必要に応じて部品のはしっこ (はらいの先など、ほそい部分) を枠からはみださせてみて」⇒逆にいうと部品の主要部分は少し内側にする
何が言いたいかというと、
①縦棒(の始点と終点)、横棒(同左)、払い、はね等は少しはみだし気味にする
②国構えや門構え等の部品はやや内側にする
ということです。
結論
結論ですが、あんまりセオリーを気にせずとりあえずやってみるということです
(いままでの話は何だったの?と怒らないで。。。)。
やっていくうちにだんだん自分で”まぁこんなもんだろう”という程度のものは出来るようになってきます。時々、”何か違和感があるが自分では分からない”ことがありますが誰かが調整してくれるので大丈夫です。